2005年 11月 26日
今週プライバシーマーク取得社数が2500社を超えました。 2000社を超えたのが9月ですから、この3ヶ月弱で500社の認定が決まったことになります。 個人情報保護法施行に合わせた形で、プライバシーマーク取得を目指し、今年の春に申請していた企業の認定が次々決まっているのでしょう。認定機関の審査もかなりの時間がかかっているようです。 この取得ラッシュの影に、プライバシーマークの使用を中止する事業者が77社もあるという事実もあります。主な理由は ・組織変更のため ・更新辞退 となっています。 前者は、最近多い企業同士の合併を理由にしたものが多いようです。プライバシーマーク認定企業同士が合併し、一つが必要なくなったというわけです。また、以前事業部単位で認定を取っていた企業が、会社全体で取り直したため、事業部単位の認定の使用を止めたケースもあります。(以前は、事業部単位でのプライバシーマーク認定が認められていたのです。) 後者は、更新を機にプライバシーマークの使用を自ら辞退するということです。この主な理由は2種類あると思われます。 一つは、プライバシーマークのメリットが無かったということ。個人情報の取り扱いがあまり無い企業が取得し、上手く事業に生かせなかったのではないかと思います。 もう一つはプライバシーマークを維持できなかったケース。 プライバシーマーク制度では更新時にも審査があります。この審査も年々厳しくなっていますので、当然、取得した2年前よりも厳しい基準を要求されます。また、プライバシーマークの認定基準であるJISQ15001は、マネジメントシステムの規格ですので、社内の仕組みをスパイラルアップしていくことが求められます。 ですから、プライバシーマークを取得する際に、きちんとした仕組みづくりが出来なかった企業は、維持が難しくなるのです。 企業に必要なのは 「プライバシーマークを取得するための仕組み」 ではなく 「プライバシーマークを維持し継続的に運用出来る仕組み」 なのです。
by office-izutani
| 2005-11-26 14:41
| 誰でも簡単【個人情報保護】
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