2005年 11月 14日
誰でもわかる!簡単【個人情報保護法】10 ~個人情報保護の弊害?~
個人情報保護法が施行されて7ヶ月以上が過ぎ、いくつかの弊害が問題視されるようになりました。

個人情報保護法、運用見直しを協議へ…過剰反応に対応 (読売新聞) - goo ニュース

問題視されているのは、主に二つ。
一つ目は「過剰反応」についてで、これまで当たり前に使えていた情報が使えなくなった事に対する不満です。
もう一つは「実効性」の、問題。消費者が一度提供した情報は、目的内の利用なら、本人の請求で利用停止が強制できない点です。

一点目の「過剰反応」ですが、一般企業ではさほど問題になっていないのではないでしょうか。マスコミが、必要な情報得られ無いことに対する不満を、社会問題として取り上げ記事にしている事が多いように見えます。

二点目の「実効性」の面ですが、当初から問題視されていた個人情報保護法の抜け道についてですね。顧客満足を考慮しない一部の企業は、利用停止に応じず、DM発送等を続けるケースがあるようです。
プライバシーマークの認定基準であるJISQ15001では、この利用停止要請に応じることも義務とされていますが、個人情報保護法は、強制力が無いためです。

本来であれば、個人情報保護法の策定、制定、施行までの2年近くの間で、こういった点については、よく議論されるべきでした。しかしマスコミが住基ネットとからめて、国家とメディアの情報管理論のような内容で問題視されたため、本来の目的が十分に周知されないまま施行されてしまったように思えます。

今後、「実効性」の面ではJISQ15001レベルまで強化される可能性があります。顧客に対して、適切な対応をとることができる多くの企業では、それほど大きな問題にはならないのではないでしょうか。
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by office-izutani | 2005-11-14 10:43 | 誰でも簡単【個人情報保護】


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