2005年 09月 26日
LLP(有限責任事業組合)の運営について② 業務執行とは
今回はLLP(有限責任事業組合)において組合員実施する活動である「業務執行」について解説していきたいと思います。
「業務執行」とは、対外的な契約締結などのLLPの営業に関する行為や、その契約締結のための交渉、あるいは、具体的な研究開発計画の策定・設計、帳簿の記入、商品の管理、使用人の指揮・監督等、組合の事業の運営上重要な部分が含まれるとされています。

LLPの組合員は全員が業務を執行する権利を有し、義務を負います。つまり、組合員は何らかの形で、業務執行を行わなければならず、出資のみの組合員は認められないということです。
なぜ、なぜLLPの組合員は業務執行に参加しなければならないのでしょう?出資のみの組合員は認めてしまうと、制度設立の目的から外れてしまうからだと言われています。
LLPでは、組合契約に基づき、組合員全員がそれぞれの個性や能力を活かしつつ、共通の目的に向かって主体的に組合事業に参画するという制度のニーズに基づいて導入した制度です。このため、組合員全員の業務執行への参加を義務付けられているのです。 また、こうした組合員への業務執行への義務付けや重要な意思決定への総組合員の同意は、損失の取込だけを狙った租税回避目的の悪用を防ぐ効果もあります。
出資のみの組合員がいるような場合は、共同事業性が無いと見なされ、民法組合として取り扱われることになります。

この「業務執行」ですが、全て共同で行わなければならない訳ではありません。当然、「研究開発担当」「マーケティング担当」「会計担当」と業務を分担する事は認められています。
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by office-izutani | 2005-09-26 19:32 | LLP解説


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