2005年 09月 13日
誰でもわかる!簡単【個人情報保護法】⑦ ~個人情報保護に関する意識の変化~
「個人情報保護に関する生活者意識」というテーマでの調査結果が公表されました。興味深い結果がでていますので、いくつかピックアップして紹介したいと思います。

調査を行ったのは、大日本印刷株式会社の子会社で、企業の個人情報保護コンサルティングなどを手がける株式会社シーピーデザインコンサルティングという会社です。
http://www.dnp.co.jp/jis/news/2005/050907_2.html

2.自分の個人情報が知らないうちに利用されていると感じているのは、87.9%
3.企業の個人情報の取扱いに不安を感じているのは、85.3%
企業の個人情報の取扱いについての不安については、「非常に感じている(34.5%)」「まあ感じている(50.8%)」を合わせて、85.3%。


実に8割以上の人が個人情報に関する不安を感じているようです。
これらの不安の要因を見てみると、

4.個人情報が漏えいした場合に、心配なことは「クレジットカードの不正利用」
個人情報が漏えいした場合に心配なこと(複数回答)では、1位「クレジットカードの不正利用(80.5%)」、2位「金銭被害にあうこと(79.9%)」、3位「架空請求の郵便、メールが来ること(67.4%)」。金銭的被害に関する項目が上位を占めた。


となっており、金銭的な被害についての不安が大きいようです。

企業に対し個人情報を提供することについては以下のようなデータが出ています。

5.企業に教えたくない個人情報は、「電話番号」「年収」
企業に教えたくない個人情報は、1位「電話番号(自宅)(63.3%)」、2位「電話番号(携帯電話)(59.7%)」、3位「年収(58.1%)」。
6.取扱いに不安を感じる業種は、「クレジットカード会社」「ネット専業通販」
過半数のインターネットユーザーが、個人情報の取扱に不安を感じるのは、1位「クレジットカード会社(70.9%)」、2位「通販会社(ネット専業)(60.1%)」。3位の「通販(紙のカタログあり(44.1%))」と比較して15ポイント以上の差があった。


電話番号を教えたくないという、直接企業からの連絡を受けたくないという事かもしれません。DMなら見なくても捨てれば済むけど、電話勧誘は受けるのが嫌だということでしょうか?
また、取り扱いに不安を感じる業種として、「クレジットカード会社」と「通販業者」が挙げられています。「クレジットカード会社」は情報漏えいが実害に結びつきやすい事が大きな要因でしょうが、通販業者はビジネスモデルにより面白い違いが出ています。紙のカタログがある場合と比較するとネット専業の通販業者は信用されていないようです。実店舗や、紙のカタログといった目に見えるモノの有無によって、このような違いが生まれているようです。

個人情報保護を考える上で重要なキーワードである「利用目的」については、次のようになっています。

7.個人情報の取り扱いについて不安に感じたことがある場面は「利用目的が具体的でない場合」
個人情報の取り扱いについて不安に感じたことがある場面は、1位「利用目的が具体的でない場合(58.5%)」、2位「個人情報漏えいの報道があったとき(53.7%)」、3位「利用目的がわからない(51.1%)」
11.書面への個人情報の記入の際に、利用目的を確認するのは91.7%申込書などに個人情報を記載する場合に、利用目的を確認する割合は、「必ず確認する(21.1%)」、「なぜ記載が必要なのかわからない場合には確認する(41.5%)」、「記載したくない項目がある場合には確認する(29.1%)」となり、合計すると91.7%が利用目的を確認している。


「利用目的が具体的でない場合」「利用目的がわからない」場合は5割~6割の人が不安を感じ、書面に記入する際には9割の人が利用目的を確認しており、多くの人が「利用目的」を意識しているようです。
この点からも、必要の無い情報は収集しないこと、利用目的は明確に決め、本人に明示することが、企業の顧客満足の視点からも重要だといえます。
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by office-izutani | 2005-09-13 00:12 | 誰でも簡単【個人情報保護】


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