2005年 07月 28日
【会社法解説】1人取締役でも株式会社設立が可能に。
新会社法では、取締役一人でも株式会社が作れるようになります。

これまでは、株式会社を作るためには、取締役を3名、監査役を1名が必要でした。親族や知り合いなど、自分以外の3人に役員になってもらわなければなりません。これが、1人取締役でも良くなったのですから、会社設立準備という忙しい時期に、「会社を作るので名前を貸して下さい」といったお願いをする必要が無くなったのです。

また、1人取締役といった形態で会社を設立した場合は、取締役会を開く必要もありません。現実には、取締役会なんて開いていない、といった中小企業も多いでしょう。しかし、代表取締役の選任・退任といった会社にとって重大な決定事項は取締役会の決議が必要ですので、このような場合に、もめる心配も無くなります。更に、会社設立時の取締役会の開催と議事録作成の必要性が無くなる事で、会社設立をスピードアップすることができます。なお、1人取締役の形態で会社設立できるのは、譲渡制限ありの中小会社に限られます。

当然、これまでどおり複数の取締役を置いて取締役会を設置することも可能です。SOHOスタイルの一円会社では、1人取締役。取締役になる仲間はいるけれど、取締役会なんてめんどくさい、という人には複数の取締役。やはり会社らしく取締役会ぐらい開きたいという人には、取締役会と監査役。といった風に設立する会社の規模に合った体制で、機関設計できるようになったのは大きな変化です。

会社設立を検討している方は、どのような体制で会社を設立するかを良く考えてみてくださいね
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by office-izutani | 2005-07-28 21:00 | 会社法解説


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